起動しないiPhone。
この症状が全てのiPhoneに該当するわけではないかもしれませんが、同様の症状でお困りになられている方がいれば、お力になれるかもしれません。
あくまで一例だと思って読んでいただけますと幸いです。
はい。それでは今回お客様がお困りになられている症状というのが「起動しない」という状態からでした。
これだけでは情報が少し足りないのでまずはヒアリングから。
「特に落としたり、水没はしていない」衝撃や水没の可能性を疑ってみましたが、お客様曰く違うようですね。
充電器に差して充電がきちんと出来ている状態なのかを調べます。
充電が出来ているのに電池マークも付かなければ画面を疑ったり、全く充電が出来ないとかであれば充電口が壊れたことでの電池切れ、バッテリーが壊れたりすることもあるかもしれないので、探ることの出来る範囲を狭めていきたいので、お客様からの詳細な情報を頂けると大変助かる内容ともなります。
今回は比較的に珍しいタイプ。
「ロック画面まではたどり着くが、パスコードを入力すると再起動してしまう」といった状態です。
今までにも出会ったことはありますが5年くらい修理をしている中でも3回くらいしか出会ったことのない症状でした。
ということでまずは、パーツが原因なのかを探っていきます。
起動させるために必要な最小限のパーツは「画面」「バッテリー」「ドックコネクター(充電口)」と基板です。
基板だけを取り出して、その他3つは新しい物へと仮で付けてみてチェックです。
残念ながら、これでは症状は変わりませんでした。
新品の物ではないとなると原因は基板になりそうですね。
お次はシステムの故障か何かで起動を阻害されているかもしれませんので、一旦元に組み上げてみてiOSの入れ直しをしてみましょう。
パソコンで繋ぎ、iTunesを起動し、iPhoneをリカバリーモードに入れてから、「アップデート」です。
「復元」は初期化になってしまうので要注意です。
パーツ確認より前に先に行ってしまっても良いのですが、パーツ原因でアップデートが失敗してしまうとリカバリーモードから抜けなくなり、何が原因なのか分からず、余計に時間が掛かってしまう場合もあるので、今回は後にしました。
最新バージョンのダウンロードから更新作業で少し時間はかかったものの、エラーが出ることなく無事に完了。
iPhoneの方でも作業が完了したのか進めていくとロック解除で無事にホーム画面まで辿り着けました。
何かしらの起動に関するデータの破損だったのしょうか、iOSの入れなおしで無事に復旧しました。
今回はアップデートのみで直ったので、データはそのままだったのも良かったです。
状態次第というところはありますが、iPhoneの故障でお力になれる可能性は十分にあります。
お困りごとが出来たら、スマップル赤坂店までお問い合わせお待ちしております。