iPhoneの修理の中でも割と少数の故障ではあるものの、全くないとまではいかない故障を今回はご紹介していきます。
それがスピーカー問題です。
「音がならない」「音が小さい」といったことに関しての故障ですね。
iPhoneには2つのスピーカーが搭載されています。
着信や通知など音が大きくある必要のあるのが「ラウドスピーカー」
主にiPhone右下にある、スピーカーモードなどで使うことになるスピーカーです。
もう一つが「イヤースピーカー」主に通話時で耳に当てて相手の声を聞くための、画面上の方にある穴のスピーカーです。
iPhone7以降の機種では通話時以外では上下共に音が出るようにはなっています。
イヤースピーカーでは穴はメッシュによって多少塞がれてはいますが、網目が細かいために皮脂や化粧品・ホコリなどで目が詰まってしまって音が小さいということはあります。
軽くメッシュをガリガリと削ってみると音が出るようになることがありますが、力強いと穴が開いてしまうので注意が必要です。
画面のメッシュだけでなく、更に中のスピーカー本体のメッシュが詰まっているということもありますね。
機種によって異なりますが、スピーカーは他のパーツをケーブルの役割として使用していることもあります。
イヤースピーカーでは「インカメラ」のパーツを、ラウドスピーカーではドックコネクターの充電口のパーツを経由して基板へと繋がっていることもあるので、スピーカーではなく、そちらのパーツの故障ということもありますね。
iPhoneX以降のホームボタンのない機種では、イヤースピーカーの故障によって問題が出ることが多々あります。
リンゴループの原因の一つであったりもしますので、気を付けたいですね。
iPhone6sまでのイヤホンジャックありの機種では、時に差さってもいないのにイヤホンモードとなり音が出ないということもあります。
このように外からの見た目だけでは分からない故障ですが、当店では分解からチェック・交換・清掃などで改善している例は多くあります。
お困りの際にはまずは当店までご依頼お待ちしております。